2007/04/30

Acoustic Sound6 (Cole Clark FL1A)

さっそくCole Clark FL1Aをバンドで試してみた。
今までの苦労が何だったのかと思うくらいで、容易にアコースティックサウンドが増幅できる。(nanoverbにつないでそのままPA直結で十分。)心配したハウリングも全くなかった。
フェイスブレイスというピックアップシステム(ブレイスにアルミ製のピックアップ+ブリッジにピエゾの組み合わせ)は、意外にナチュラル。(ただしリバーブは不可欠だが。)フェイスとブリッジのブレンドが可能で、私はややフェイス寄りにしている。トップの打音も拾ってくれるので、ジャックジョンソンのようなボディを叩く音を多用する人には最高だろう。
エレアコの音を否定してきたが、こいつに限っては認めざるをえない。逆にバンドサウンドに埋もれない音がするので、今のところこいつが最善だと思う。
音そのものの評価ではJ-50やF412の生音には負けるが、増幅されたアコースティックサウンドとしては(気軽に使えるという面も考慮すると)最高で、ライブではこいつを使っていくことになりそうだ。

2007/04/26

Acoustic Sound5 (Strings)

Cole Clarkを本格的に使うに当たって、まずは弦を張り替えてみた。
今までは無頓着に本体を購入した時におまけで付けてくれたElixirのコーティング弦を使っていた。正直この弦はGuildでも試した事があるが、音が好きになれない。従ってJ-50ではずっと使ってきたEverlyの弦に変えてみる事にした。
ACOUSTIC SESSIONSというヤツで、今回は 7212(1弦が12から始まるヤツ。いわゆるLight gage。)にしてみた。J-50ではずっとRegularだったが、ちょっと指がしんどいし、軽く弾ける感じにしたかったので、若干音が跳ねるものの、試してみる事にした。
で、張替えて、弾いてみて、驚いたのは、その美しい鈴鳴り。
こうも弦でニュアンスが変わるものか!と驚いたが、メチャクチャいい音がする。
さっさと変えておけば良かった...。
サウンドホールを蓋で塞いで、ハウリング対策もバッチリ。
これで、いよいよ実践にて試すのみ。

2007/04/25

Acoustic Sound2 (Amplified Acoustic Sound!!)Continuing Story

外付けにこだわって、いろいろと試してきた経緯を書いたが、あきらめてはいるものの、どうもいい音が出てくれないことに納得できない。
やはりマイクで拾うしかないのだろうが、バンドで使うにはそうもいかない。
で、結局Reverbを導入して、いろんな音を試してみたところ、改めてCole Clarkを見直した。
ハウリングが気になるところだが、やはり出音はCole Clarkがベストだ。
エレアコ臭さはどうしてもあるが、それでもアコースティックな感じが出てるし、積極的にこの音を使ってみる手もある気がしてきた。とにかくReverbを効かせると、映える。
外付けだと、どうしても生音と比較してしまって失望してしまうが、こいつは生音がちょっと不思議系なので、ラインの方がいい音がするような錯覚すら覚える。
しばらくこれを試してみよう。

2007/04/15

Acoustic Sound4 (Pickup for 12 strings)

残念ながら、後付けピックアップに12弦用というのはない。
私の場合、音の好みもあってマグネットタイプを愛用しているが、こいつも12弦となると非常に厳しい。マグネットの特徴として巻弦とプレーン弦で音の拾い具合が違う。どうしても巻弦の方が音を拾わない。従ってピックアップも最初から巻弦用のポールピースを高くセッティングしてある。ただこれが曲者で、12弦の場合1〜4弦の巻弦は1オクターブ高いプレーン弦がセットになっている。このプレーン弦の音がどうしても拾いやすくなってしまうので、出音のバランスが悪くなってしまう。オクターブ高い音だけが強調されるような格好となってしまうのだ。ポールピースの位置も6弦よりもピッチが広いので、合うはずもない。
かといって、いまさらピエゾを使う気にもならないし、正直かなりごまかして、仕方なく使っている。
どこかが12弦用の後付けピックアップを作ってくれないかなぁ...と思うが、ニーズも少ないので、たぶん無理。
Cole Clarkの12弦が今のところベストな選択か。
そうはいっても、Guild F412はお気に入りなので、今のセットで我慢するしかない。