で、さっそくネットでブラス製サドルを探すが、加工が難しい材料ということもあって、それを売りにしているところはほとんどない。
しかたなく、いろいろと相談に乗ってくれそうなところを探して、作ってもらうことにした。
結局、東京の老舗の楽器屋さんがいろいろと相談に乗ってもらえたので、思い切って2本ともお願いすることにした。
実はCanopusに関しては、ブリッジ側の溝幅とサドルがあってなくて、ガバガバだったので、どうも音がビビリ気味だった。自分で牛骨に交換してみたが、なかなか厚みのあるものが見つけられなくて、解消できてなかった。
それぞれ個体にあわせて製作してもらえたので、まずは丁寧な作りに感激した。ガバガバなんて論外という感じで、ビビリが解消しただけでも得るものが大きい。
肝心のブラス製の効果だが、やはりサスティーンが伸びてくれる。金属的なトーンも加わって、高級コピーモデルに近づいてきたような気がする。特にCanopusは元々高額商品だったのもあるのかもしれないが、いよいよ本格的に良い音になってきてくれたと思う。ボディサイズの関係で低音が弱いのは仕方ないとしても、ボディは鳴りまくってるし、音は潰れてないし、明るいトーンはそのままで、かなりいい。
今回の改造は、一番効果的だったような気がする。
余談だが、国産唯一の中級コピーモデルであるR&BellのStyle2が、オリジナルに近いフレット?のような金属サドルに変更されているではないか。いつの間に!という感じだが、さすがという感もある。目の付け所は間違ってなかったかな。
2008/04/26
2008/04/18
Weissenbornの秘密
本物のワイゼンボーンとコナをそれぞれ一度弾いたことはあったが、あまりいい音ではなかったため、最近の中級コピーモデルと大差なしと決め付けてはいた。(昨年11月のCanopusのコメント参照。)
しかし、どうもBen Harperの音を聞いていると、レコーディング環境云々は別としても、伸びやかなサスティーンと深みのある音が出ている。その音は、どうしても中級コピーモデルでは出ず、モヤモヤしてもいた。
そんなところに、たまたま今回渡米する機会があり、懐かしのGruhn Guitarに立ち寄ったところ、これまた偶然だがWeissenbornのStyle3があるではないか。なんとも言えない雰囲気を漂わせていたので、思わずこれを試してみた。すると、完全に今までのモヤモヤがすっきりするような、抜群の鳴りと伸びやかなサスティーンが飛び出してきた。実はたまたま今まで試奏させてもらったものが悪かっただけだったのだ。(楽器は個体差は当然。)思わす購入しそうになる気持ちを、"4850ドル"(約49万)という値札で落ち着かせた。
で、ふと全体を見てみると、サドルにフレット材を使っているのに気付いた。サドル部分が金属のしっかりしたものだと、サスティーンがまったく違うようだ。ホロウネックばかりに目が行きがちだが、それに加えて金属製サドルによってサスティーンを稼ごうとしていた意図が見えてきた。
ワイゼンボーンの音は、
①ホロウネック構造でボディの鳴りを稼ぐ
②金属製サドルでサスティーンを稼ぐ
という2つがセットで成立しているようだ。
そういう見方で、コピーモデルを見てみると、意外にも高級モデルの中にもタスクか牛骨のサドルを使っているものがあるようで、そういうものを弾いた限りではアコギの音の延長線になってしまっていたように思う。
しかしBen Harperが使用しているAsherなど有名アーティストが使用しているものはすべて金属製サドルを使っており、今までそれらを弾く機会に恵まれず、そのことに気付かなかったようだ。
残念ながらうちにある2台はいずれも通常のサドルなので、どうもそのせいで伸びやかな音が出てくれないようだ。
さっそく金属サドルを探してみて試してみることにしよう。
どうなることやら。
しかし、どうもBen Harperの音を聞いていると、レコーディング環境云々は別としても、伸びやかなサスティーンと深みのある音が出ている。その音は、どうしても中級コピーモデルでは出ず、モヤモヤしてもいた。
そんなところに、たまたま今回渡米する機会があり、懐かしのGruhn Guitarに立ち寄ったところ、これまた偶然だがWeissenbornのStyle3があるではないか。なんとも言えない雰囲気を漂わせていたので、思わずこれを試してみた。すると、完全に今までのモヤモヤがすっきりするような、抜群の鳴りと伸びやかなサスティーンが飛び出してきた。実はたまたま今まで試奏させてもらったものが悪かっただけだったのだ。(楽器は個体差は当然。)思わす購入しそうになる気持ちを、"4850ドル"(約49万)という値札で落ち着かせた。
で、ふと全体を見てみると、サドルにフレット材を使っているのに気付いた。サドル部分が金属のしっかりしたものだと、サスティーンがまったく違うようだ。ホロウネックばかりに目が行きがちだが、それに加えて金属製サドルによってサスティーンを稼ごうとしていた意図が見えてきた。
ワイゼンボーンの音は、
①ホロウネック構造でボディの鳴りを稼ぐ
②金属製サドルでサスティーンを稼ぐ
という2つがセットで成立しているようだ。
そういう見方で、コピーモデルを見てみると、意外にも高級モデルの中にもタスクか牛骨のサドルを使っているものがあるようで、そういうものを弾いた限りではアコギの音の延長線になってしまっていたように思う。
しかしBen Harperが使用しているAsherなど有名アーティストが使用しているものはすべて金属製サドルを使っており、今までそれらを弾く機会に恵まれず、そのことに気付かなかったようだ。
残念ながらうちにある2台はいずれも通常のサドルなので、どうもそのせいで伸びやかな音が出てくれないようだ。
さっそく金属サドルを探してみて試してみることにしよう。
どうなることやら。
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