2008/03/19

Acoustic Lap Steel1

楽器の魅力を最大限引き出せるようなテクはまだまだ持ち合わせてないが、2本のまるっきりタイプの違うアコースティックラップスティール(Weissenborn SSとCanopus DW6R)をかなり使い込んできたのと、新旧いろいろと試奏してみて、この楽器のいいところと悪いところが見えてきた気がする。

楽器としては、ひざに置いて演奏するということに特化した形状で、スティールギター専用機になっており、とにかく弾いていて気持ちいい。豊かな倍音、伸びやかなサスティーン、フルスケールでダイナミックな音域といったところが魅了だろう。
反面、ラップスティールという楽器の制約ではあるが、コードパターンに制約があるし、型にはまった演奏になりかねない。しかしいろんなオープンコードを試して、自由に楽しんで演奏すればいい。そういう楽器だと思う。かつてこの楽器がハワイアンというジャンルの中に収まっていたのとは、まるっきり違っていて、そういう自由さが今は逆に魅力になっているのだと思う。

2008/03/08

Tune-Up (Canopus DW-6R)

いわゆるKona Style(ホローネックでなく、パーラーギターサイズのボディ)だと、正直大きな音は期待できないが、ボディ鳴りはもっと引き出してあげたいところ。
ペグがうまくボディにはまってなくて、強く弾くとビビリ音まで出るので、そのあたりの改善を図ってみることにした。
ネットでたまたまEZ Pegというブラス製のペグを発見。どうもボールエンドの部分を利用してペグをロックさせる構造になっており、ボディとの密着度も上がるようだ。ただ、ネット上では、金属的な音がするという指摘もあったが、逆に面白そうなので、これに変えてみる事にした。
あまり扱っているところがなく、価格も4000円近くと、ちょっと高額だったが、とにかく購入して、さっそく取り替え作業にかかる。
しかしこれが結構大変で、まず今までの穴サイズだと、ペグがまるっきり入ってくれない。
しかたなく、ダイヤモンドヤスリで少しずつ削って調整してみる。1カ所あたり約1時間近くかかり、結果的にはかなりの根気を要する作業になった。
でも、苦労した甲斐があったようで、ボディ鳴りが抜群に良くなった。音量も出てくれる。
元々ボディがメイプルで、明るいラウドな音がしていたし、作りもしっかりしていたので、ボディ鳴りしてくれると、かなりいい感じの音がする。Weissenbornと比較すると、音量は負けるが、音色はずっとこっちの方が本物に近い気がする。
弾いていて、気持ちよく、楽しい。
Canopusはかなりおすすめだ。