楽器の魅力を最大限引き出せるようなテクはまだまだ持ち合わせてないが、2本のまるっきりタイプの違うアコースティックラップスティール(Weissenborn SSとCanopus DW6R)をかなり使い込んできたのと、新旧いろいろと試奏してみて、この楽器のいいところと悪いところが見えてきた気がする。
楽器としては、ひざに置いて演奏するということに特化した形状で、スティールギター専用機になっており、とにかく弾いていて気持ちいい。豊かな倍音、伸びやかなサスティーン、フルスケールでダイナミックな音域といったところが魅了だろう。
反面、ラップスティールという楽器の制約ではあるが、コードパターンに制約があるし、型にはまった演奏になりかねない。しかしいろんなオープンコードを試して、自由に楽しんで演奏すればいい。そういう楽器だと思う。かつてこの楽器がハワイアンというジャンルの中に収まっていたのとは、まるっきり違っていて、そういう自由さが今は逆に魅力になっているのだと思う。
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