2010/05/08

New My Sweet Guitar (Silvertone Amp in case model1448)

新しい仲間が増えました。
とあるところでこのギターを試奏させてもらったときからずっと気にはなってたんですが、いわゆるプレイヤーズコンディションで価格が安いモノが見つかり、見栄えを気にしない性分なので、思い切って購入しました。
面白いギターです。
1ピックアップという潔さもいいですが、なんとなくギターの概念を根底から覆した様な感すらあり、チープな作りなのに(だからか)、出音は泥臭く粘り強い感じで、素晴らしいです。
やはりリップスティックピックアップに負うところは大きいんですが、ユルユルのテンションや、ショートスケールや、セミホロウ構造といったところも、それに加担してるのは間違いないでしょう。
とにかく、メチャクチャ弾きやすいです。
もちろんいろんな音なんて出るはずもないですが、私の場合はアコギのように歌モノのバックアップをしてくれるギターであれば十分なんで、取扱いのしやすさやルックスも含めると、もう最高ですね。
もちろんリッチな音ではないのは、間違いありません。いわゆるスタンダードな音を期待する人もいないとは思いますが、そういう人には間違いなく不向きです。アンプにつないでない音は三味線のようにペンペンで、それをアンプにつないでもそのまま増幅されて出てくる...という感じです。個人的には、アコギの癖もあってミュートが甘いんですが、こいつだとそのユルユルさのおかげか、気にならないですね。
実際にバンドで使ってみて思うのは、意外にノイズの少ないことですね。テレキャスを使ってきたんで、ずっとノイズが当たり前のようになってましたが、こいつはそれと比べるとはるかにマシです。シングルコイルの音ではありますが、なんか図太いんですよね。
そんな1448ですが、強いて欠点を言うならば、やはりチューナーですね。ギヤ比のせいなんでしょうけど、ちょっと回すと大きく動くんで、合わせるのが難しいです。私のは初期のオープンギヤー型で、後期のものと比べると狂いは少ないらしいですが、正直思ったよりは使えます。合わせが面倒臭くなって、思い切って交換するか!とも思ったんですが、6連の特殊なのはさすがにないし、1個ずつのバラなタイプにすればいいとしても穴をあけなおすのもちょっとなぁ...ということで、そのまま使ってます。まあ耐えられる範囲ですね。最近のギターのように比較的正確なピッチのものに慣れた人だと、かなりいらつくかもしれませんね。オープンハイコードなんか使ったら、怪しさ増幅です。(この怪しさも魅力に思えてきます...変態ですね。)
アンプについては、正直まるっきり使ってないんで特にコメントしません。ゴメンナサイ、音も出してません。
結論としては、客観的に見ると、使える場面が限られそうな音ではあるとは思います。
でも、私の場合は、それを敢えていろんな場面に使ってあげたいな...と思う次第です。それがなんとなくこのギターのためにはいいような気がするんですよね...。元々はいわゆるビギナー向けだった訳で、別にブルースとかやるためのギターを意図したものではないですし、かといって意外にしっかり使えたりするんで、ガンガン使ってあげるべきでしょう。
まあ、私自身のスタイルには、こういうB級なニオイがマッチしてますんで、しっくり来るというのもあるんですよね...。
まさにこういう出音が欲しい!という人には、たまらないギターでしょうね。ルックスだけでも楽しくはなりますよ。
ということで、私自身は元々エレキに対してはかなり割り切ってる方なので、とにかくこのギターは最高です。ショートスケールのギターっていうだけでも、なかなかありませんので。
やっと自分にあったエレキに出会った気がします。これぞMy Sweetって感じですね。

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