2007/03/31

Acoustic Sound3 (PreAmp)

凝りだすとキリがないのだが、PreAmpは結構出音に影響するのは事実。
私の所有しているのは、SansAmpのAcoustic DIと、L.R.BaggsのPara Acoustic DI。
SansAmpは、エレキでClassicやTrade markを愛用してる流れもあって、購入。チューブアンプサウンドが売りの様なのだが、正直それはあまりいい音に感じない。最大の特徴はMid shiftで、中域の音の周波数を変化させることができる。こもった感じからクリーンな感じにシフトできる印象だが、中域の音でニュアンスが結構変わるので、音を作るにはそれなりに使える。
Para Acoは、かなり素直。SansAmpのようなトリッキーな感じではない。イコライジングもそのまま素直。
私の使い方は、6弦系には素直なPara Acoを、12弦にはトリッキーなSansAmpと、使い分けている。
(12弦の外付けピックアップ事情はちょっと厳しいものがある。専用はどこも出してない。このあたりはまたの機会に書きましょう。)
高いPreAmpも欲しい気が少しするが、しかし先に書いた通り、所詮はAmplified Acoustic Soundで、生音とは違うので、凝っても一緒かなというのが私の結論。

2007/03/29

Acoustic Sound2 (Amplified Acoustic Sound!!)Follow up

その後のフォローアップ。
ずっと気になっていたReverveをついに導入。(Alessis Nanoverb)
期待を裏切らず、意外に効果は絶大。ボーカルにおけるビブラートの効果と同じで、いい音のように聞こえてくる。
早く導入しておくべきだった...。
マグネットもピエゾもそうなのだが、個々の音のバラバラした感じがどうも気になっていたのだが、Reverbを効かせるとそれがかなり薄れる。Compをかませる手もあるようだが、生音重視ということで、とにかくこのReverb一本で行こう。
といいつつ、生音とは違う世界。こればかりは仕方ない。積極的にこの音を活用すべし。
(余談だが、Alessis Nanoverbは小さくて、音も結構いい。コストパフォーマンスも優れてる。PreAmpを載せるにも丁度いいサイズ。)

2007/03/24

Acoustic Sound2 (Amplified Acoustic Sound!!)

元々弾き語りやBluegrass Bandでしか活動してなかったのもあって、Acoustic Guitarはマイクを通して音を拾うのが当たり前だった。
事実、そのやり方がAcoustic Soundとしては今でも最高であると思う。
しかし、エレキ中心のバンドでAcousticをかき鳴らすことになり、マイクを通して拾うことが無理な環境になってしまって、どうやって音を増幅させるか?という問題に直面してしまった。
正直この問題については、未だに決定打に欠く。
外付けで使っているのは、J-50はL.R.BaggsのM-1(プリアンプは同じメーカーのPara Acoustic DI)、F412は大阪のWaverさんが作っているWPS-1というシステム(プリアンプはSansAmpのAcoustic DI)で、いずれもマグネチックタイプのピックアップ+ボディヒット音を拾うタイプである。しかし、どこかエレキくささは残るし、何よりも豊かな倍音が失われてショボイ音になってしまう。
エレアコのCole Clarkも使っているが、ピエゾタイプなので、どこかエレアコ臭さは残る。
どうしても、いい音がしないのだ!
マイクで音を拾って、ミックスする手もあるようだが、どう考えてもハウリングが気になってしまう。
ということで、仕方なく上述のシステムで妥協してるが、画期的なシステム or ギターがあったら、飛びつきたい思いはまだある。

2007/03/21

Acoustic Sound1 (所有ギター遍歴)

まずは、所有ギター遍歴から。
最初は、エレアコがメジャーになったころで、なにも知らずとにかく何でも使えそうな気がして、タカミネのRy Cooderが使っていたやつを購入。しかしボディがデカく重たいのに、全く鳴らず、生音はさっぱりやし、アンプに通してもイマイチ。Bluegrass Bandからスタートしたので、使い物になるはずもなく、それっきり。(以降、エレアコは駄目と結論。)
で、次に購入したのが、HeadwayのMartin D-28。伝説のヘリンボーンタイプのコピー。こいつはとにかく低音がドンと鳴ってくれるタイプで、当時やっていたBluegrass Bandにはもってこい。今でもそうだが、リードは弾けず、せいぜいカーターファミリーピッキングをやるだけなので、こいつで十分でしたね。ただ、バランスがイマイチで、ストロークが綺麗に鳴ってくれない欠点があったので、Bluegrass以外には使えない。
で、次に購入したのが、Guildのドレッドノート。Guildはずっと憧れだったが、従来とは形も刷新されて、Claptonモデルとして売り出された新しいモデルだったので、非常に悩ましかったが、Headwayよりもさらに図太い低音と派手な高音に惹かれ購入。ただ、品質が悪かったのか、トラブル多く、修理ばかりで金のかかるヤツだった。そうなってくると、音のバランスが悪いことも気になってきて、結局処分してしまった。
で、次に購入したのが、Gibson LG-1という小ぶりのギターで62年製のもの。これは乾いた音がして、Gibsonらしいギターだった。しかしこいつもボディにクラックが入ってしまい、使えなくなってしまった。
その後、仕事でアメリカに行ったとき、NashvilleのGruhn Guitarに立ち寄って、たまたまかなり状態のいい67年製J-50に出会い、こいつに一目ぼれして買ってしまう。アジャスタブルブリッジだが、ボディは意外に鳴ってくれるし、いい音がする。MartinやGuildのような図太い音や鈴鳴りはないが、軽いパーカッシブな音がする。これが決定打となり、いまだに愛用している。
自分の音の好みとしては、歌の伴奏としての用途だけなので、J-50のような軽いサウンドが一番いいようだ。ただ、エレクトリック中心のバンドの中でアコースティックを使うとなると、(また別の機会に詳しく書くが)どうやってアコースティックらしさを維持しつつ増幅するかという大きな課題があり、繊細なJ-50には無理がある。それに気付き、Guild F412やCole Clarkも購入している。