まずは、所有ギター遍歴から。
最初は、エレアコがメジャーになったころで、なにも知らずとにかく何でも使えそうな気がして、タカミネのRy Cooderが使っていたやつを購入。しかしボディがデカく重たいのに、全く鳴らず、生音はさっぱりやし、アンプに通してもイマイチ。Bluegrass Bandからスタートしたので、使い物になるはずもなく、それっきり。(以降、エレアコは駄目と結論。)
で、次に購入したのが、HeadwayのMartin D-28。伝説のヘリンボーンタイプのコピー。こいつはとにかく低音がドンと鳴ってくれるタイプで、当時やっていたBluegrass Bandにはもってこい。今でもそうだが、リードは弾けず、せいぜいカーターファミリーピッキングをやるだけなので、こいつで十分でしたね。ただ、バランスがイマイチで、ストロークが綺麗に鳴ってくれない欠点があったので、Bluegrass以外には使えない。
で、次に購入したのが、Guildのドレッドノート。Guildはずっと憧れだったが、従来とは形も刷新されて、Claptonモデルとして売り出された新しいモデルだったので、非常に悩ましかったが、Headwayよりもさらに図太い低音と派手な高音に惹かれ購入。ただ、品質が悪かったのか、トラブル多く、修理ばかりで金のかかるヤツだった。そうなってくると、音のバランスが悪いことも気になってきて、結局処分してしまった。
で、次に購入したのが、Gibson LG-1という小ぶりのギターで62年製のもの。これは乾いた音がして、Gibsonらしいギターだった。しかしこいつもボディにクラックが入ってしまい、使えなくなってしまった。
その後、仕事でアメリカに行ったとき、NashvilleのGruhn Guitarに立ち寄って、たまたまかなり状態のいい67年製J-50に出会い、こいつに一目ぼれして買ってしまう。アジャスタブルブリッジだが、ボディは意外に鳴ってくれるし、いい音がする。MartinやGuildのような図太い音や鈴鳴りはないが、軽いパーカッシブな音がする。これが決定打となり、いまだに愛用している。
自分の音の好みとしては、歌の伴奏としての用途だけなので、J-50のような軽いサウンドが一番いいようだ。ただ、エレクトリック中心のバンドの中でアコースティックを使うとなると、(また別の機会に詳しく書くが)どうやってアコースティックらしさを維持しつつ増幅するかという大きな課題があり、繊細なJ-50には無理がある。それに気付き、Guild F412やCole Clarkも購入している。
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