2007/11/17

My Sweet Guitar (Canopus DW-6R)

完全にラップスティールにはまっている。
そこそこ弾きこなせるようになってくると、さらに気持ちのいい音と格好いい見栄えの物が欲しくて、いろいろと試してみた。
しかしアコースティックラップスティールというもの自体、選択肢が限定されていることがわかった。
本物は極端に高額で、かつはっきりいって作りが悪く、とても価格に見合わない。個人製作者のものもあるが、格好は良くても、同様に高額。あとは、今と同じレベルのものしかない。
そもそも、アコースティックラップスティールは、正直構造上深い音は出ないし、音量も出ないし、結局ピックアップに依存するので、どうも高額なものは敬遠せざるをえない。かといって、リゾネーターは画一的な音でこれまた好きになれない。という調子で、またまた変なところにこだわって、さらに選択肢を狭めてしまってはいた。で、結局、エレキでしっかりした作りと伸びのある音に魅力を感じているCanopusがかつて販売していたことに注目し、中古市場で出るのを待つ事にした。
そこで上手い具合に、ネットで本機を発見。すぐに押さえて、興奮する気持ちを抑えつつ、試奏してみた。しかし肝心の音がなんかショボい。やっぱりアコースティックと違って評価が難しい...。とはいえ、本物や高額の個人製作の物と比べても音そのもののレベルはあま変わらないし、Sunriseから出る音がまあまあ良かったし、何よりも格好がいい。ちょっと悩んだが、もう入手できるチャンスはないと思い、思い切って購入した。
帰宅して、弦を愛用のJohn Pearseのミディアムゲージに張り替え、じっくり弾いてみる。小さいボディの割には、メリハリの効いた音で、かなりいい。ボディがメイプルなのだが、そのブライトさがなんともCanopusらしい。作りの良さも納得。結構使えそう。
これでアコースティックラップスティールは打ち止めかな。(CanopusのWeissenbornモデルがあったら、悩ましいところだが。)

2007/08/13

Amplified Weissenborn Sound

WeissenbornにL.R.BaggsのM1を取り付けてみた。
音量が少なくて、正直バンドアンサンブルの中ではいまひとつだったWeissenbornの音だが、M1からの音は(アンプ直結にもかかわらず)良い面が増幅されているようで非常に好感触。サスティーンも伸びて、気持ちいい。ストローク主体のアコースティックギターでは使えなかったM1だが、どういう訳かWeissenbornとの相性はいいように思える。単音やアルベジオ主体の奏法にマッチしているのかもしれない。ボディの叩く音も拾ってくれる。
ギターを改造せず、ピックアップからケーブルでアンプへ接続できるので、とにかくお手軽。(といいつつ、取り付けはかなり面倒だったが。)
Ben Harper等多くのWeissenborn愛用者はSunriseを使っているが、M1でも十分だ。
これで使ってみよう。

2007/06/12

My Sweet Guitar (Canopus YL-6S)

どんどん深みにはまっていく。
長年の憧れだったが、なかなか踏み切れなかったSteel Guitarに一気にはまった。とにかく弾いていて楽しい。
いろんなチューニングを試していくうちに、エレクトリックも関心が湧いてきた。さすがにWeissenbornだと6弦をAまで上げるようなチューニングは怖くて試せない。木の固まりであるエレクトリックだと問題ない。そう思うと無性に欲しくなってきた。安価な入門者用や国産ビザール系ならかなり安価に買えるのがわかったが、しかしおそらくチューナーが怪しくイライラさせられたり、音のバランスが悪くコード弾きしても気持ちよくない等といった不満が噴出してくるのは間違いないと確信して、ちょっとキツいが少し高いくらいのものがいいと探したところ、本機が定価¥141,750のものが中古で¥78,000だったので、思わず購入。
純国産で良質なSteel Guitarを作るメーカーとして支持されているCanopusにした。
とにかくモノ自体の質感がいい。
音のバリエーションも1ピックアップながら多彩で太い音から繊細な音まで出る。よく伸びてツヤのある音で、弾いていて気持ちいい。チューナーも軽くて合わせやすい。
いいとこづくめなのだが、どれだけ腕がついてこれるか...ということが心配。

2007/06/07

My Sweet Guitar (Weissenborn SS)

アメリカのGold toneという会社がWeissenbornを復活させた。
しかし、あまり売れてないのか、日本ではHosocoが代理店をしていたが、取り扱い中止になってしまった。
たまたまネットで見かけ、思わず購入。
ルックスは本物とはちょっと違う。材質がコアではなく、トップがスプルース&サイドがマホガニーという構成なので、仕方ない。音も結構ブライト。でもそれなりには鳴ってくれるので、弾いていて気持ちいい。欠点は安物臭いルックス。しかしとにかく実利を取るということで金額も考えて妥当な線。(国産で唯一現在も量産しているR&Bellはルックスはいいので一応弾いてみたが、正直ちょっと音が負けていた。今回はコストパフォーマンス優先。)
スライドは、どうもボトルネックが苦手で、ラップスティールタイプの方がいいと思っていたので、やっと憧れの楽器を買ったという感じだ。
いろんなチューニングを試したりして、スケールやコードも頭を使わなければならないのだが、意外にもそれが楽しくて仕方ない。

2007/05/02

Acoustic Sound6 (Cole Clark FL1A)2

ライブで使ってみたが、やはりこいつが増幅されたアコースティックサウンドとしては現時点では最高に思える。
ハウリングもない。
ピエゾ臭さもギリギリで、粒立ちがいいし、中低音もインパクトあるし高音も悪くない。
ストロークやドローン主体の奏法だと、この傾向は顕著だ。
こうなってくると、12弦まで欲しくなってくるが、ここはグッとこらえるしかない。(アルペジオで使うならば、Guildでも悪くない。)
こいつをライブでのメイン機に決定。
Amplified Acoustic Soundの苦難の道にピリオド。

2007/04/30

Acoustic Sound6 (Cole Clark FL1A)

さっそくCole Clark FL1Aをバンドで試してみた。
今までの苦労が何だったのかと思うくらいで、容易にアコースティックサウンドが増幅できる。(nanoverbにつないでそのままPA直結で十分。)心配したハウリングも全くなかった。
フェイスブレイスというピックアップシステム(ブレイスにアルミ製のピックアップ+ブリッジにピエゾの組み合わせ)は、意外にナチュラル。(ただしリバーブは不可欠だが。)フェイスとブリッジのブレンドが可能で、私はややフェイス寄りにしている。トップの打音も拾ってくれるので、ジャックジョンソンのようなボディを叩く音を多用する人には最高だろう。
エレアコの音を否定してきたが、こいつに限っては認めざるをえない。逆にバンドサウンドに埋もれない音がするので、今のところこいつが最善だと思う。
音そのものの評価ではJ-50やF412の生音には負けるが、増幅されたアコースティックサウンドとしては(気軽に使えるという面も考慮すると)最高で、ライブではこいつを使っていくことになりそうだ。

2007/04/26

Acoustic Sound5 (Strings)

Cole Clarkを本格的に使うに当たって、まずは弦を張り替えてみた。
今までは無頓着に本体を購入した時におまけで付けてくれたElixirのコーティング弦を使っていた。正直この弦はGuildでも試した事があるが、音が好きになれない。従ってJ-50ではずっと使ってきたEverlyの弦に変えてみる事にした。
ACOUSTIC SESSIONSというヤツで、今回は 7212(1弦が12から始まるヤツ。いわゆるLight gage。)にしてみた。J-50ではずっとRegularだったが、ちょっと指がしんどいし、軽く弾ける感じにしたかったので、若干音が跳ねるものの、試してみる事にした。
で、張替えて、弾いてみて、驚いたのは、その美しい鈴鳴り。
こうも弦でニュアンスが変わるものか!と驚いたが、メチャクチャいい音がする。
さっさと変えておけば良かった...。
サウンドホールを蓋で塞いで、ハウリング対策もバッチリ。
これで、いよいよ実践にて試すのみ。

2007/04/25

Acoustic Sound2 (Amplified Acoustic Sound!!)Continuing Story

外付けにこだわって、いろいろと試してきた経緯を書いたが、あきらめてはいるものの、どうもいい音が出てくれないことに納得できない。
やはりマイクで拾うしかないのだろうが、バンドで使うにはそうもいかない。
で、結局Reverbを導入して、いろんな音を試してみたところ、改めてCole Clarkを見直した。
ハウリングが気になるところだが、やはり出音はCole Clarkがベストだ。
エレアコ臭さはどうしてもあるが、それでもアコースティックな感じが出てるし、積極的にこの音を使ってみる手もある気がしてきた。とにかくReverbを効かせると、映える。
外付けだと、どうしても生音と比較してしまって失望してしまうが、こいつは生音がちょっと不思議系なので、ラインの方がいい音がするような錯覚すら覚える。
しばらくこれを試してみよう。

2007/04/15

Acoustic Sound4 (Pickup for 12 strings)

残念ながら、後付けピックアップに12弦用というのはない。
私の場合、音の好みもあってマグネットタイプを愛用しているが、こいつも12弦となると非常に厳しい。マグネットの特徴として巻弦とプレーン弦で音の拾い具合が違う。どうしても巻弦の方が音を拾わない。従ってピックアップも最初から巻弦用のポールピースを高くセッティングしてある。ただこれが曲者で、12弦の場合1〜4弦の巻弦は1オクターブ高いプレーン弦がセットになっている。このプレーン弦の音がどうしても拾いやすくなってしまうので、出音のバランスが悪くなってしまう。オクターブ高い音だけが強調されるような格好となってしまうのだ。ポールピースの位置も6弦よりもピッチが広いので、合うはずもない。
かといって、いまさらピエゾを使う気にもならないし、正直かなりごまかして、仕方なく使っている。
どこかが12弦用の後付けピックアップを作ってくれないかなぁ...と思うが、ニーズも少ないので、たぶん無理。
Cole Clarkの12弦が今のところベストな選択か。
そうはいっても、Guild F412はお気に入りなので、今のセットで我慢するしかない。

2007/03/31

Acoustic Sound3 (PreAmp)

凝りだすとキリがないのだが、PreAmpは結構出音に影響するのは事実。
私の所有しているのは、SansAmpのAcoustic DIと、L.R.BaggsのPara Acoustic DI。
SansAmpは、エレキでClassicやTrade markを愛用してる流れもあって、購入。チューブアンプサウンドが売りの様なのだが、正直それはあまりいい音に感じない。最大の特徴はMid shiftで、中域の音の周波数を変化させることができる。こもった感じからクリーンな感じにシフトできる印象だが、中域の音でニュアンスが結構変わるので、音を作るにはそれなりに使える。
Para Acoは、かなり素直。SansAmpのようなトリッキーな感じではない。イコライジングもそのまま素直。
私の使い方は、6弦系には素直なPara Acoを、12弦にはトリッキーなSansAmpと、使い分けている。
(12弦の外付けピックアップ事情はちょっと厳しいものがある。専用はどこも出してない。このあたりはまたの機会に書きましょう。)
高いPreAmpも欲しい気が少しするが、しかし先に書いた通り、所詮はAmplified Acoustic Soundで、生音とは違うので、凝っても一緒かなというのが私の結論。

2007/03/29

Acoustic Sound2 (Amplified Acoustic Sound!!)Follow up

その後のフォローアップ。
ずっと気になっていたReverveをついに導入。(Alessis Nanoverb)
期待を裏切らず、意外に効果は絶大。ボーカルにおけるビブラートの効果と同じで、いい音のように聞こえてくる。
早く導入しておくべきだった...。
マグネットもピエゾもそうなのだが、個々の音のバラバラした感じがどうも気になっていたのだが、Reverbを効かせるとそれがかなり薄れる。Compをかませる手もあるようだが、生音重視ということで、とにかくこのReverb一本で行こう。
といいつつ、生音とは違う世界。こればかりは仕方ない。積極的にこの音を活用すべし。
(余談だが、Alessis Nanoverbは小さくて、音も結構いい。コストパフォーマンスも優れてる。PreAmpを載せるにも丁度いいサイズ。)

2007/03/24

Acoustic Sound2 (Amplified Acoustic Sound!!)

元々弾き語りやBluegrass Bandでしか活動してなかったのもあって、Acoustic Guitarはマイクを通して音を拾うのが当たり前だった。
事実、そのやり方がAcoustic Soundとしては今でも最高であると思う。
しかし、エレキ中心のバンドでAcousticをかき鳴らすことになり、マイクを通して拾うことが無理な環境になってしまって、どうやって音を増幅させるか?という問題に直面してしまった。
正直この問題については、未だに決定打に欠く。
外付けで使っているのは、J-50はL.R.BaggsのM-1(プリアンプは同じメーカーのPara Acoustic DI)、F412は大阪のWaverさんが作っているWPS-1というシステム(プリアンプはSansAmpのAcoustic DI)で、いずれもマグネチックタイプのピックアップ+ボディヒット音を拾うタイプである。しかし、どこかエレキくささは残るし、何よりも豊かな倍音が失われてショボイ音になってしまう。
エレアコのCole Clarkも使っているが、ピエゾタイプなので、どこかエレアコ臭さは残る。
どうしても、いい音がしないのだ!
マイクで音を拾って、ミックスする手もあるようだが、どう考えてもハウリングが気になってしまう。
ということで、仕方なく上述のシステムで妥協してるが、画期的なシステム or ギターがあったら、飛びつきたい思いはまだある。

2007/03/21

Acoustic Sound1 (所有ギター遍歴)

まずは、所有ギター遍歴から。
最初は、エレアコがメジャーになったころで、なにも知らずとにかく何でも使えそうな気がして、タカミネのRy Cooderが使っていたやつを購入。しかしボディがデカく重たいのに、全く鳴らず、生音はさっぱりやし、アンプに通してもイマイチ。Bluegrass Bandからスタートしたので、使い物になるはずもなく、それっきり。(以降、エレアコは駄目と結論。)
で、次に購入したのが、HeadwayのMartin D-28。伝説のヘリンボーンタイプのコピー。こいつはとにかく低音がドンと鳴ってくれるタイプで、当時やっていたBluegrass Bandにはもってこい。今でもそうだが、リードは弾けず、せいぜいカーターファミリーピッキングをやるだけなので、こいつで十分でしたね。ただ、バランスがイマイチで、ストロークが綺麗に鳴ってくれない欠点があったので、Bluegrass以外には使えない。
で、次に購入したのが、Guildのドレッドノート。Guildはずっと憧れだったが、従来とは形も刷新されて、Claptonモデルとして売り出された新しいモデルだったので、非常に悩ましかったが、Headwayよりもさらに図太い低音と派手な高音に惹かれ購入。ただ、品質が悪かったのか、トラブル多く、修理ばかりで金のかかるヤツだった。そうなってくると、音のバランスが悪いことも気になってきて、結局処分してしまった。
で、次に購入したのが、Gibson LG-1という小ぶりのギターで62年製のもの。これは乾いた音がして、Gibsonらしいギターだった。しかしこいつもボディにクラックが入ってしまい、使えなくなってしまった。
その後、仕事でアメリカに行ったとき、NashvilleのGruhn Guitarに立ち寄って、たまたまかなり状態のいい67年製J-50に出会い、こいつに一目ぼれして買ってしまう。アジャスタブルブリッジだが、ボディは意外に鳴ってくれるし、いい音がする。MartinやGuildのような図太い音や鈴鳴りはないが、軽いパーカッシブな音がする。これが決定打となり、いまだに愛用している。
自分の音の好みとしては、歌の伴奏としての用途だけなので、J-50のような軽いサウンドが一番いいようだ。ただ、エレクトリック中心のバンドの中でアコースティックを使うとなると、(また別の機会に詳しく書くが)どうやってアコースティックらしさを維持しつつ増幅するかという大きな課題があり、繊細なJ-50には無理がある。それに気付き、Guild F412やCole Clarkも購入している。

2007/02/25

My Sweet Guitar (番外編)

他にもっているおまけ達を紹介。
1. Sinsonido ガットギタータイプ
メイプルネックでガットギター、という突飛な組み合わせに惹かれ購入。
音は期待するまでもないが、深夜の練習用には最適。こいつとしょっちゅう寝てますね。
2. Sinsonido フレットレスベース
これも、宅録用に購入。まずまず。ケースに入れてるので、あまり弾いてないですね。

My Sweet Guitar (Fender Telecaster Thinline 2003)

本家フェンダーUSAが限定で復刻させたモデル。
実はかなりテレキャスター好きなのだが、図太く硬質過ぎるので、マイルドな音になるThinlineにした。
音的には、フロントピックアップの音がイマイチ。
メイプルネックなのも、ちょっと気に入らない。
しかし、これ以外にはエレキは考えられない。
Sans Ampに突っ込んで直球勝負のみ。

My Sweet Guitar (Cole Clark FL1A 2006)

後付けピックアップの音が不満で、それならば話題のエレアコでも、と思い、本機を購入。
音は正直独特。イメージ的には、大きなウクレレ。Jack Johnsonが愛用しているのも頷ける。
音程が正確で、かなり弾きやすいので、練習用として結構愛用している。
ただ肝心のピックアップは、やはりピエゾ臭さは否めず、バンドでは使ってない。

My Sweet Guitar (Gibson J-50 1966)

NashvilleのGruhn Guitarで購入。
アジャスタブルブリッジで、音量は望めないが、軽くて気持ちいい音がする。
めちゃくちゃ細いネックは、逆に弾きづらいところもあるが、コードストロークでかき鳴らすには最高。
アジャスタブルブリッジを外してみたりもしたが、今はセラミックタイプをつけている。
うっかり倒してしまって、ヘッドにクラックを入れてしまったが、音的には絶好調。
一応ピックアップはL.R.BuggsのM-1を付けているが、こいつはイマイチ。

My Sweet Guitar (Guild F412 1977)

現在の私のメインギター。
バンドでの使用を前提に購入。
とにかく音がでかいが、ブライトで綺麗。ネックも細く、弾いていて気持ちいい。
バンドサウンドに埋もれないようにするため、大阪のWaverさんが作っているWPS-1というマグネ+ピエゾのブレンドシステムを搭載。高音弦が強調され過ぎるためポールピースも調整。

とりあえず

とりあえず、自分のギター趣向について、いろいろと書いていこうと思います。
といっても、ギターテクはさっぱりで、歌がメインの人ですし、他の楽器も興味があったりするんですが...。